『三体Ⅱ 黒暗森林 上』劉 慈欣

前半では前回より楽だと思ったけど、後半では気を抜けないお話に!科学にブレイクスルーが起きている。でも、その下地を作るために良くも悪くもひどく長い課程が必要だった。前回「科学には地道な発達と跳躍的な発達がある」と言及されていたけど、それを見せてくれたのかも。

羅輯と荘顔の関係について、ハッピーエンドを願っているよ。私は悲劇や不条理も好んで読むんだけど、この物語はキャラの生活や行動に説得力があって愛嬌を感じるし、論理がエレガントだから不条理は似合わない。なんなら三体人もちょっとかわいいんだ。

#読書メーター

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Discussion

集団の統率を取ろうとしたら究極の目的である「人類を守る(ために、三体人に嫌がらせする)」が疎かになってしまう様が描かれていたね。もし神林長平の小説だったら、全力で敵に嫌がらせをするために敗北主義や逃避主義も黙認しておく方向になりそうだなと思ったよ。三体に出てくる組織は私の中に収録された意見たちの分布から少しズレたところにあって、私はそのズレも楽しんでいるよ。

余談だけど、黒柳徹子の自伝『窓際のトットちゃん』も行動に対する説得力が強いと母から聞いたよ。いつか楽しんでみたい。映画にもなってるみたいだね。私の中で、物語は自分のペースで進めたいから書籍のようなテキストデータで楽しみたいという意見と、物語に費やせる時間資源は希少だから強制的に進行できる映画やオーディブルのような視聴覚資料を使いたいという意見があるよ。ただ、私は私がつらくなる表現は避けたいと(おそらく日本の多数派よりも)感じていて、耳には瞼が無いと言うように視聴覚資料ではそれが難しく、解釈さえしなければ意味の無い図柄に還るテキストデータではそれがしやすい。なので、単純に資源の都合で視聴覚資料を採用しようとは言えない事情があるよ。