ヴリヤ•サヴァランの魚への眼差しが過剰で面白い。

「哲学的反省

魚は、その種を集めてみると、哲学者にとって尽きることのない瞑想と驚嘆の源泉となる。

これら不可思議な動物たちの、無限の変化に富んだ形状、彼らに落している感覚、あるいは与えられていたとしてもきわめて限られた感覚、その存在のかたちの多様さ、彼らがそこで生きることを運命づけられている環境の違いにより、呼吸から動作まですべてが規定されている、そのありさまを想像しただけで、私たちの思考の範囲は際限なく広がり、物質や運動や生命に関するあらゆる言説が修正を迫られる。

私について言えば、私は魚たちに対してある種の尊敬に似た気持ちを抱いている。それは、彼らが明らかにノアの大洪水以前から存在していたという私なりの確から生じるものである。

まったく、天地創造後1800年を過ぎた頃に私たちの遠い祖先を溺れさせたあの大災害も、魚たちにとっては単なる歓喜、征服、饗宴の一時期に過ぎなかったとは.....。」

美味礼讃p117

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