【ちゃんと描くことから逃げていた話】
ちゃんと描くのを怖がっていました。
漫画を描くには時間がかかります。
ある程度読み応えある漫画を一本仕上げるには、膨大な時間がかかります。
もし、時間をかけて描いた作品が受け入れられなかったら、つまらないと評されたら、
制作にかけた膨大な時間が、無駄のように感じてしまう。
ぼくは、そんな現実に直面するのが怖くて、ちゃんと描くことから逃げていました。
時間をかけてもかけなくても、一本は一本。
以来、ぼくは、チカラの抜いた短い漫画をたくさん投稿するようになりました。
今描いている作品をのぞいて、最後にちゃんと作画した作品は5年も前のものになります。
今またしっかり描こうと思えたのは、酷評されることが怖くなくなったから。
ぼくは自分の読みたい漫画を描けばいい。そうして描いたものは必ず、誰かの心に届くはず。だって、自分と同じ感情を味わう人は、必ずどこかにいるから。
そう思うことができたから、今また、時間をかけて描いています。
そう思うことができたのも、これまでぼくの漫画に感想を寄せてくださった、応援してくださったみなさんのおかげです。
みなさんのおかげで、自分の描くものに自信がつきました。
現作品に着手してから、もう半年以上が経過しています。
順々に公開していますが、ありがたいことに、たくさんの感想が届いています。
きっとこの作品は、ここまま描きあげれば大丈夫。そう思うことができています。
みなさんのおかげで、また描くことができています。本当にありがとうございます。
『スポットライトを浴びたくて……』、最終話の公開まで今しばらくお待ちください。
