仕事でペア組んでたデザイナーの人が無口で、電車で隣同士に座っても話題もなく、向こうから話しかけてきたのは「たごかずさん、円をかけます?」だったので、ぱかにすんなとノートにサインペンで丸をかいてみせたら、ぷってふき出して「円はこれです」ってさっと描いたのが真円にしかみえなかった。正方形も正三角形さって描いた。「わたしはこれしかできないんです。小さいときに丸が描けないかなと思って、ずっと練習しました。そしたらある日描けるようになりました」と笑った。笑うのをみたのは、そのときが初めてだった。
仕事でペア組んでたデザイナーの人が無口で、電車で隣同士に座っても話題もなく、向こうから話しかけてきたのは「たごかずさん、円をかけます?」だったので、ぱかにすんなとノートにサインペンで丸をかいてみせたら、ぷってふき出して「円はこれです」ってさっと描いたのが真円にしかみえなかった。正方形も正三角形さって描いた。「わたしはこれしかできないんです。小さいときに丸が描けないかなと思って、ずっと練習しました。そしたらある日描けるようになりました」と笑った。笑うのをみたのは、そのときが初めてだった。
どこだったか忘れたけどデザイン事務所だか絵本作家だかの話。
まず円を描かされて、まあ、よれよれで。nヶ月かかってやっときれいな丸を描けるようになって、そしたら最初に描いた円を見せられて、このよれよれの円を描けるか。描けない。またnヶ月。それでようやく仕事をさせてもらえるようになる、んだとか。
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