僕にとって良い革か否かは①原皮②鞣し③仕上げの三つの要素で決まります。

①は牛革においては食用の牛を屠殺・精肉する際の副産物であり、革のために育てられた牛というのはいないという事情もあってか年々質が下がっているという評判で、僕の感覚でも少なくとも良くはなってないという印象。となると優れた原皮と考える場合、熊・鹿・猪あたりの野生動物の力強さに期待することが多いです。

②については、アノネイとかデュプイとかハースとかベイカーあたりの名門タンナーはマジで凄い。それと比して国内のタンナーはやや考えが硬直していて、挑戦によってより良い革を作ろうみたいなガッツに欠けるところが多いのだけど、①で挙げた野生生物の皮を鞣してやるぜーみたいな挑戦をしてる人達は技術屋としての矜持があるのか、良い鞣しをするイメージです。

③についてはどこもそれなりだし、それなり以上を求めると単価がマッハ。なので僕は変にアレな仕上げをされた革を使うよりは自分で草木染めをしたり藍染めをしたりして自分でコストを吸収する道を選んでます。

となると、僕が革を買う際に重視すべきは①と②ということになって、必然的に野生生物の革とかトップメゾンが使うような有名タンナーの革くらいしか候補に残らない。

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