去年の6月に某所に書いたもの:

伊藤亜聖, 高口康太. 2024. 中国における大規模言語モデルの革新と検閲. ディスカッションペーパーシリーズ 日本語シリーズ(J).

https://jww.iss.u-tokyo.ac.jp/publishments/dp/dpj/pdf/j-250.pdf

第2著者は中国関係のライターとして知られている人で、こんなところで見かけるのは意外です。

百度安全の白書などを紹介したあと、公開モデルに対して敏感な質問を与えて回答回避比率を独自に調査し、大きなモデルほど回答回避比率が上がることを報告しています。

通常の性能改善を「一般的革新」、中国の検閲対策を同時に行なう性能改善を「中国的革新」とよんで、後者が追加的なコスト負担を要すると論じています。しかし、1-4冒頭で正しく認識されているように、中国以外でも安全性対策は行われており、レピュテーションリスクが同様に大きいこと、一般的な安全性対策と検閲対策の技術的共通性を考慮すると、この議論は疑問です。

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