「フランスの暴力デモ」周辺国で緊張状態...ベルギーとスイスも不安

フランス本土でもデモが激化し、過去2日間で719人が逮捕されました。

アルジェリア系10代少年が警察の銃によって死亡した事件をきっかけに始まった大規模なデモが暴力的なデモに変化し、隣国であるベルギーやスイスにも影響が広がっています。

イギリスの新聞テレグラフによると、スイスのローザンヌ市内で昨夜、約100人のデモ隊が警察と衝突しました。このデモ隊はフランスと同様に若者を中心に構成され、警察に石や火炎瓶を投げつけたと報じられています。ローザンヌは人口の80%がフランス語を話す都市です。

地元警察によると、ポルトガル、ソマリア、ボスニア、スイス、ジョージア、セルビア国籍の15〜17歳の男女6人を現場で逮捕し、スイス国籍の24歳の男性も調査中と明らかにしました。

先月29日にはベルギーの首都ブリュッセルでもフランス語話者を中心とした暴力デモが発生しました。ブリュッセルのデモにより、複数の火災が発生し、約10人が逮捕されました。

これらの暴力デモが周辺国に広がるのは、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の影響が大きいと分析されています。フランスの警察は亡くなった少年ナエルに対する銃の使用が正当防衛だと主張しましたが、数時間後には目撃者が撮影した動画がSNSに公開され、一般市民の怒りが高まりました。警察の正当防衛の主張と事実が異なり、動画には警察の圧迫的な姿が映っていたためです。

フランス国内でもデモは続いています。AFP通信などによると、フランス政府は過去2日間で719人が逮捕されたと発表しました。前日の1日には1,300人以上が逮捕され、現在までの逮捕者数は3,000人を超えています。

ナエルの家族はデモの停止を訴えています。ナエルの祖母であるナディアはフランスのBFM TVに対して「彼らはナエルを口実にしている。状況が収束することを願っています」と述べました。別の家族のメンバーは英国のBBCに匿名で「私たちは憎悪や騒乱を扇動したことはありません。これはすべてナエルのためではありません」と強調しました。

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