ソクラテスは生きているうちに喜劇の題材にされちゃいました。大統領や首相クラスですね!
https://www.youtube.com/watch?v=XdvsBzAzAlw
劇って、百科事典の表現とは対照的で、言葉も歌も動作も全部具体的なんですよ。ソクラテスの人となりやギリシャ思想の具体的な所を伝える重要な資料となっています。ソクラテス問題に汚染されたプラトン資料とは違う一方、ソクラテスと同時に生きて生活中の観客を喜ばせるための煽動の種という問題はあるでしょうけど。
当時は報道メディアがなく、演劇は輿論を作る力がありました。現代に煽動記事やfake tweetが輿論を左右する以上の影響があったことでしょう。描かれ方は「ソフィスト」=私利目的で言論するプロ弁論屋で、これが裁判にかけられる一因となったという解釈も、道徳の擁護者として一定の尊敬を持って描かれたという解釈も、両方あります。