また聞きで調べたことがなかったので、紙の寿命について調べてみた。

紙の寿命は、大きく分けると製造過程の2つの化学物質が影響していた。

1つ目は硫酸アルミニウム。

木を原料とするパルプ紙は、材木からセルロース繊維を取り出すために硫酸アルミニウムを使うため、これが劣化の原因に。

ちなみに、硫酸アルミニウムで酸性を示すことから、酸性紙と呼ばれ、その寿命は50~100年ぐらいとのこと。

1850年代から大量に作られるようになり、1970年代には紙の劣化の社会問題が起こったらしい。

2つ目は塩素。

酸性紙は今ほど白い紙ではなかったので、時代が進むにつれて白い紙が求められて、塩素で漂白した紙も登場し、この塩素が同様に劣化の原因に。

それによって紙の寿命も低下。

これらの原因に対して、硫酸アルミニウムの影響を中和した中性紙が登場するのが1970年代。

ちなみに中性紙の寿命は、150~200年とのこと。

さらに1998年ぐらいからオゾンなどを使う無塩素漂白技術を使った中性紙も登場。

それによって、さらに劣化しにくい紙へ。

ただし、漂白に塩素は使わなくなったが、今の紙は白や青の染料を混ぜて、より白く見えるように加工されてもいるとのこと。

この染料による経年劣化についての指標は、現在は発見できず。

ということで、

和紙が、1000年。

酸性紙が、50年から100年。

酸性紙+漂白が、それより短命。

中性紙+漂白が、100年から150年より短命。

中性紙+無塩素漂白が、100年から150年。

中性紙+無塩素漂白+着色が、謎。

な感じで、分かれているのかもしれない。

なのでメディアの耐久性を覚えるなら、和紙1000年、洋紙100年と覚えるぐらいが、一番妥当な覚え方と言えそう。

硫酸アルミニウムについて、詳しい人から情報を得たので訂正。

硫酸アルミニウムはセルロース繊維を取り出すために使うのではなく、インクを載せた時に滲まないようにするための滲み止めとして塗られているとのこと。

酸性紙となるのは同じですが、使う理由が異なるので訂正とします。

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