可愛すぎて、ほぼ毎日聴いてる。
3分間/mayu うみのいきもの - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=9aSNH-zGYa4
可愛すぎて、ほぼ毎日聴いてる。
3分間/mayu うみのいきもの - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=9aSNH-zGYa4
曲名の 3 分間だけで、ダイバーなら安全停止の 3 分間ということが瞬時にわかるんですが、そのわずかな -5m での 3 分間の女の子の気持ちを歌っているのですね。
安全停止は 3 分なので、安全停止が終わったら浮上してエグジットしなきゃいけない。もっとこのバディと一緒に潜っていたいって、そんな歌なのですね。もうそれだけで、かわいい。
「さっき一緒にいた根から もう随分遠い」とかでてくる言葉がダイバーだと、いちいち刺さる。一緒にいた根が遠い、という言葉遣いが、どれくらい一緒にいたかったのかまで、わかっちゃう。しかも、これで想っている相手がバディだということもわかっちゃう。
ボートの上で目があって心拍数が止まらないってクライマックスのところも、どんだけー、って感じで、大変かわいい。いや、心拍数は押さえないとエアの消費量増えるし、パニックになりやすいので、落ち着いたほうが、なんて下世話なツッコミが消し飛ぶくらいにかわいい。
かわいすぎて、たいへんつらい (笑)
※ 下世話なダイビング用語解説
安全停止 : 減圧症リスクを低減するために行う水深 -5m での 3 分間の浮上停止
バディ : 一緒にダイビング中のトラブルを予防したり、対処したり、体験を共有する相棒
エグジット: ダイビングを終えて水からでること。
パニック : 意味はダイビング以外でのパニックと一緒だけれど、水中でこれが起きると非常に危険。
エア : 空気。ダイバーがタンクから吸っているのは空気です。純酸素を吸っているわけではありません。純酸素を吸ったら、そのダイバーは海中で酸素中毒を起こして非常に危険。
根 : 海底からそそり立つ岩峰。水面下にあるものが根で、水面の上にまで突き出たものが岩礁や島。
3分間の恋可愛い😆
下世話ついでに、歌詞の中でよく出てきてるダイコンってなに?大根のこと?という疑問にお答えします。
ダイコンというのはダイビング・コンピュータの略です。今ではこれを使って潜るのがほぼ常識化しています。
ダイコンがなんのための道具なのかと言うと、減圧症という病気を予防するために使います。
ダイビングをすると水圧がかかった圧力の高い環境に身を置くことになります。そうすると何が起きるのでしょうか。
わたしたちが呼吸している空気は、大雑把に言うと窒素 80%、酸素 20% で構成されています。他のガスは誤差のようなもんです。
それで 1 気圧より高い気圧の水中で、空気を吸って活動すると、その高い圧力下で濃くなった窒素と酸素を呼吸することになります。
このとき酸素は体内で消費されるのであまり問題になりませんが、窒素は消費されません。体内に蓄積されます。
浮上することで周囲の圧力が低くなっていくことで、場合によっては体内に過剰に溶け込んだ窒素が気泡化することがあります。これによりさまざまな症状がでることがあるのですが、これを減圧症といいます。
ぼくたちダイバーは減圧症を予防するために、決められた浮上速度を守り、最大水深で決められた減圧症になる心配のない潜水時間 (mdtと呼ばれたり ndl と呼ばれたりします) を守ります。
昔はこの mdt や ndl を求めるためにダイブテーブルと呼ばれる表を使っていました。今でもダイブテーブルの使い方は学びます。
ですが 30 年ほど前にダイコンが登場します。
ダイコンもその潜水プロフィールで減圧症になることなく潜水可能な時間を知らせてくれます。
ダイコンがダイブテーブルと違うのは、潜水可能な最大時間をリアルタイムに計算してくれることと、現在いる水深での潜水可能な最大時間を潜水プロフィールをもとに計算してくれるところです。
なにがこれで変わるのか。
ダイブテーブルで潜水計画を立てて実際に潜る場合、例えば -30m が最大深度としたらダイブテーブルでは、ダイバーは瞬時に -30m にいて、エグジットしたら瞬時に -30m から 0m にいることになっています。
ダイブコンピューターの場合はどのように計算が行われるのかと言うと、エントリーしてからすぐに、といっても -1m から計測を始めるようなダイコンもありますが、計測と計算を始めます。そして潜水プロフィールの記録も始めます。
ダイコンは潜水プロフィールと現在の水深を元に、現在の場所であとどれくらいの時間で減圧停止が必要になるかの時間を表示し、その時間が近づくとアラームを鳴らすように作られています。
リアルタイムに計算するので、-30m で減圧停止指示が出ていても、浮上して周囲の圧力が減ると減圧停止指示が消えるということが起こります。これはなぜかというと水深が浅いところに移動することで周囲の圧力が減っていき、体内に過剰に溶け込んでいた窒素もやはり排出されていくのですね。
こういった水中で水深が変わることで、圧力も体内の過剰な窒素量も変化するという前提で管理されるダイビングをマルチレベルダイビングといいます。
そういった実際のダイビングに近いマルチレベルダイビング中の過剰な窒素量の計算を、ダイビングコンピュータは、リアルタイムにしてくれて、あとどれくらい潜っても減圧症になる心配がないか、ダイバーに教えてくれるのですね。
ダイブテーブルを水中で引くのは大変なので、今ではほぼ全てのダイバーがダイコンを使用してダイビングをしています。